シルクロード検定 【2級】練習問題

設問1

奈良・東大寺の宝物倉「正倉院【しょうそういん】」には、シルクロードを経てもたらされた西アジアや中央アジア、中国などを原産地(あるいは制作地)とする宝物が多数収められています。東西文化交流の一端を物語る正倉院宝物(正倉院御物)の説明として、正しくないものはどれでしょうか。

    平螺鈿背八角鏡【へいらでんはいのはっかくきょう】は、イラン産トルコ石、アフガニスタン産ラピスラズリなどで飾られている
    鳥毛立女屏風【とりげりつじょのびょうぶ】は、唐風の女性の着衣などに山鳥の羽毛を飾った国産である
    漆胡瓶【しっこへい】は、ササン朝ペルシア式の形状と中国・唐代の漆芸が融合している
    白瑠璃碗【はくるりのわん】は、西方の技術を輸入して唐代中国でつくられた

設問2

玄奘【げんじょう】が唐の都長安【ちょうあん】から求法【ぐほう】の旅に出発したのは貞観【じょうがん】8年(629)。シルクロードをたどってインドに至り、多くの経典を携えて長安に戻ったのは貞観19年(640)のことでした。旅の経過と西方諸国の事情が記録された玄奘の『大唐西域記【だいとうさいいきき】』は、中央アジアに関する大変に貴重な資料です。この『大唐西域記』を補いつつ、玄奘の生涯を述べた書物は、次のどれでしょうか。

    『西遊記【さいゆうき】』
    『大唐三蔵取経詩話【だいとうさんぞうしゅきょうしわ】』
    『大唐大慈恩寺三蔵法師伝【だいとうだいじおんじさんぞうほうしでん】』
    『入唐求法巡礼行記【にっとうぐほうじゅんれいこうき】』

設問3

アフガニスタン北部のパンジ河(アムダリアの上流)とコクチャ川の合流点に位置するアイ・ハヌムは、ヘレニズム時代の遺跡です。オリエント風神殿からは、大理石で造られた神像の左足の先端部分が出土しました。その左足が履くサンダルには、翼を広げた鷲【わし】と、稲妻を模した模様が施されています。この像は、次のどの神を表したものと考えられているでしょうか。

    アポロン
    ゼウス
    ヘラクレス
    ポセイドン

設問4

14世紀末から15世紀初頭に西南アジアに広大な帝国を築き、シルクロードの東西交通を活発化させたティムール。終生「司令官」を名乗ったティムールが、1402年の戦いに勝ち、壊滅寸前に追い込んだ国は、次のどれでしょうか。

    オスマン帝国
    ムガール帝国
    明【みん】(中国)
    チャガタイ・ハン国

設問5

シルクロードを通じて各地の「知」が集まった12世紀のイスラム世界で、アラブ人の地理学者ムハンマド・アル=イドリースィーが、アジア・アフリカ・ヨーロッパ地域を網羅した初めての正確な世界地図を作成しました。その地図は、次のどれでしょうか。

    マッパ・ムンディ
    プトレマイオス図
    カンティーノ図
    タブラ・ロジェリアナ