練習問題

練習問題【3級世界史】- 歴史能力検定検定 -

  1. 設問1

    中世ヨーロッパの主な民族移動には、中世の開幕を告げるゲルマン人の大移動、そのゲルマン人のかつての居住地に入ったスラブ人の拡散、ゲルマン人の大移動期には移動しなかったゲルマン人のその後の活動がある。ゲルマン人・スラブ人・ノルマン人の移動・活動について述べた【A】~【C】の文章を読み、あとの問いに答えなさい。

     

    A】  4世紀後半、アジア系の( ア )人がドン川をこえて西に進み、ゲルマン人の西ゴート人を圧迫すると、西ゴート人はなんかしてドナウ川を渡り、ローマ帝国領内に移住した。これに続いて、ほかのゲルマン人も大規模な移動を開始し、(a)西ゴート人・ヴァンダル人・ブルグンド人・アングロ=サクソン人などがヨーロッパ各地や北アフリカに建国した。この混乱のなか、476年に西ローマ帝国は滅び、6世紀後半のイタリア半島におけるランゴバルド(ロンバルド)王国の成立によって、ゲルマン人の民族大移動の波は一応の終息をみた。ゲルマン諸国家のなかで着実に領土をひろげ、西ヨーロッパ世界の形成に大きな役割をはたしたのは(b)フランク王国であった。

     

    問1 空欄( ア )にあてはまる民族の名称として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  2. 設問2

    問2  下線部(a)の西ゴート人・ヴァンダル人・ブルグンド人・アングロ=サクソン人について述べた文として誤っているものを、次の1~4のうちから一つ選べ。
  3. 設問3

    問3 下線部(b)のフランク王国の王で、800年に教皇レオ3世からローマ皇帝の帝冠をあたえられた人物の名前として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。
  4. 設問4

    【B】 カルパティア山脈北方にいたスラヴ人は、6世紀になるとゲルマン人が移動したあとの広大な地域に急速にひろがり、ドニエプル川中流域には東スラヴ人が展開した。一方バルカン半島に南下した南スラヴ人のなかでセルビア人は、はじめ(c)ビザンツ帝国に服属し、ギリシア正教に改宗したが、クロアティア人・スロヴェニア人は、西方のフランク王国の影響下で(d)ローマ=カトリックをうけいれた。(e)西スラヴ人も西ヨーロッパの影響をうけてローマ=カトリックに改宗し、西方ラテン文化圏にはいった。これらスラヴ諸族と関係をもちながら、(f)東ヨーロッパの非スラヴ系諸民族も自立の道を歩んだ。

     

    問4 下線部(c)のビザンツ帝国について述べた文として誤っているものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  5. 設問5

    問5  下線部(d)に関連して、ローマ教皇について述べた文として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  6. 設問6

    問6 下線部(e)に関連して、ポーランド人が建てた国家がリトアニアと連合して成立した王朝の名称として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  7. 設問7

    問7 下線部(f)に関連して、非スラヴ系諸民族のうちハンガリー王国を建国した民族の名称として正しいものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  8. 設問8

    問8 ロシアに成立した国ぐにについて述べた文として誤っているものを、次の1~4のうちから一つ選べ。

  9. 設問9

    問9 ノルマン=コンクェストによってノルマン朝を開いたノルマンディー公の名前として正しいものを、次のうちから一つ選べ。

  10. 設問10

    問10 デンマーク・スウェーデン・ノルウェー3国のあいだに14世紀末に結ばれた同盟の名称として正しいものを、次ののうちから一つ選べ。