国宝検定 上級

設問1

興福寺八部衆立像のひとつである阿修羅像は、三面六臂という3つの顔、6本の腕を持つ奇異というべき姿なのに絶妙なバランスで軽やかな印象です。顔に注目してみると、じつは計算された細部の省略があります。顔が3つである阿修羅の耳はいくつとなっているでしょうか?

    2つ
    3つ
    4つ
    5つ

設問2

宗達の傑作『風神雷神図屏風』のなかで、風神雷神の容貌に注目すると鬼神であるにもかかわらず、実在の動物のパーツを組み合わせてユーモラスに描かれています。そのなかで角のモデルとなったのは以下のうちどの動物でしょうか?


    サイ
    山羊
    鹿

設問3

金剛力士は仏法の守護神で、寺院の門に阿形と吽形の像2体一対で安置されることが多く、仏敵が寺内に入るのを防ぐ役割を担っています。ただし、東大寺南大門の金剛力士像は他の金剛力士像とは違うある特徴があります。その特徴とは?

    顔が笑っている
    向かい合わせに立っている
    甲冑を着ている
    持っている武器(法具)が取り外せる

設問4

日本水墨画における自然描写を極めたともいわれる『松林図屏風』ですが、描いた長谷川等伯は「自分はある人物を継承している」という自負から、自身の落款に有名な画家の名を入れていました。その人物とは?

    牧谿
    雪舟
    梁楷
    周文

設問5

金地の大画面にカキツバタの群落が咲き誇る『燕子花図屏風』は、単なる草花図ではなくある作品が画題となっています。その作品の名は?

    源氏物語
    伊勢物語
    栄花物語
    狭衣物語

設問6

日本外交史を記した初めての文字資料としても価値の高い「金印」ですが、やはりその輝く金色と、深く鋭く刻まれた文字の造形美で見るものを魅了します。さて金の純度は何%でしょうか?

    63.70%
    77.80%
    82.40%
    95.10%

設問7

「伝源頼朝像」に描かれた人物は源頼朝ではなく、この絵を寺に奉納した際の願文の記述などから、南北朝時代に生きた別の人物とする説があります。それは誰でしょうか。

    足利尊氏
    足利直義
    足利義満
    足利義持

設問8

東京・静嘉堂文庫美術館所蔵の茶碗「曜変天目」は、江戸幕府3代将軍・徳川家光が乳母の春日局に下賜したと伝わり、その後の伝来から、通称「●●天目」と呼ばれます。●●にはいる言葉は何でしょうか。

    有田
    稲葉
    織部
    松江

設問9

三十三間堂(蓮華王院本堂)は新たに国宝に指定された千体の観音像が有名です。三十三間堂は一度火災で焼失していますが、千体観音のなかには火災のときに救出された創建当初のものも含まれています。千体のうち、平安時代の創建当初の像は何体あるでしょう?

    21体
    55体
    85体
    124体

設問10

洛中洛外図屏風 上杉本は応仁の乱から復興した京の街を活写していて、そこにはたくさんの人物が描きこまれています。その数はおよそ何人?

    150人
    500人
    1500人
    2500人

設問11

近世城郭の大きな特徴は、武威をしめすかのように高々と積んだ石垣で、石垣にはさまざまな積み方があります。姫路城大天守を支える石垣の積み方はつぎのうちのどれでしょう。

    野面積み
    打ち込み接ぎ
    切り込み接ぎ
    玉積み

設問12

鳥獣人物戯画は墨線だけで描いたシンプルな絵ですが、その圧倒的な技量から、伝説的な絵の名手がその作者に擬せられてきました。その名手とは?

    弘法大師
    鳥羽僧正覚猷
    横川僧都
    巨勢金岡

設問13

法隆寺の「救世観音」は長らく秘仏とされ、厨子の扉を開けることも禁じられていましたが、明治時代に行なわれた法隆寺の宝物調査により禁が解かれます。フェノロサとともにこの調査を行なった人物は誰でしょう。

    狩野芳崖
    岡倉天心
    黒田清輝
    横山大観

設問14

「雪松図屛風」には作者が確立した描法がいくつも使われています。そのうち、松の幹のごつごつした質感を表現するため、筆全体に淡墨を含ませてから穂先に濃い墨をつけ、濃淡を表す技法を何というでしょうか。

    付立て
    截金
    たらし込み
    片ぼかし

設問15

日本刀の鑑賞ポイントはおおまかに姿、地鉄、刃文の3つが挙げられます。名物 三日月宗近は元のほうで大きく反った優美な姿、青く澄んだ鍛え肌、そして刃文には「三日月」という呼称の由来となった三日月型の◯◯と呼ばれる模様が浮かんでいるのが特徴です。

    蛇の目
    砂流し
    打のけ
    匂足