脱活乾漆造で像造されている興福寺の阿修羅像は、かつて安置されていた場所が4度火災にあっているにもかかわらず軽さのおかげで無事に救い出されたといわれています。じっさいに像の内側は空洞となっていますが、その重量は大体どれくらいでしょうか?
東大寺南大門に安置される金剛力士立像は運慶ら慶派一門による像造ですが、驚異的なスピードで造り上げられたといわれています。じっさいに制作にかかった日数は次のうちどれでしょうか?
いちばん小さな国宝でもある「金印」は江戸時代に農民によって、ある島の田んぼで発見されたといわれています。発見された場所はどこでしょうか?
江戸時代中期の絵師・尾形光琳による『燕子花図屏風』は、考え抜かれた配置や筆技によって実に華麗な装飾効果を生んでいますが、じつは金屏風では類を見ないほど少ない色数で構成されています。さて、色の数はいくつでしょうか?
三十三間堂(蓮華王院本堂)は後白河上皇が発願し、平清盛が建てました。焼失後に同規模で再建されたのが現在のお堂です。長さが約120メートルもある長大な建築物ですが、その名前の由来は?
「洛中洛外図屏風 上杉本」は左隻に公家や有力大名の屋敷が立ち並ぶ上京を、右隻には商工業地区の下京と京都の町衆の暮らしを描いています。右隻の中心的なモチーフとして、町衆たちが支えた京の祭礼が描かれています。この祭とは?
「アニメの元祖」とも称され、動物たちが生き生きと戯れるさまがじつに魅力的な国宝鳥獣人物戯画ですが、有名なカエルやウサギが描かれているのは甲巻です。鳥獣「人物」戯画という名のとおり、人間の遊びを描いている巻もあります。さて、鳥獣人物戯画はぜんぶで何巻?
法隆寺夢殿に安置される仏像「救世観音」は現存最古の木造彫刻のひとつで、6世紀後半から7世紀初めに活躍したある人物の等身像と言われています。誰でしょうか。
『瓢鮎図』は室町幕府第4代将軍・足利義持が発案した謎かけに対して画僧・如拙が描いた水墨画です。さて、『瓢鮎図』の「鮎」は、日本では魚のアユのことですが、中国では別の生き物を表します。この作品に描かれているその生き物とは何でしょうか。
栃木県の日光東照宮は江戸時代に建てられた建物で本殿、陽明門、唐門、廻廊など8棟が国宝に指定されています。ここには江戸幕府にとって重要な人物が祀られていますが、それは誰でしょうか。
「早来迎」は来迎図の名品です。来迎図とは、臨終に際して極楽浄土からお迎えが来るさまを描いた仏画のジャンルですが、ではだれが死者の魂を迎えに来てくれるのでしょう。
清水寺は十一面千手観音を本尊とする観音霊場で、開創は奈良時代と伝えられています。では、この寺を創建したのは誰でしょうか。