第2回 宝石検定



対象期間:2025年5月1日(木)~2025年7月17日(木)まで

対象期間中、第2回宝石検定 受検をお申し込みいただいた方の中から、抽選で20名様に宝石をプレゼント!
当選者の発表は、プレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
※期間中に、既にお申し込みいただいた方も抽選の対象とさせていただきます。
※製本版テキストおよび、オンラインテキストのみご購入の方は対象外とさせていただきます。

 

プレゼントの詳細

①アクアマリン
(細石のビーズ 30mlの小瓶入り)
アクアマリンとは宝石名で、鉱物としてはベリルに属します。ベリルには無色のゴシェナイト、ピンク色のモルガナイト、赤色のレッド・ベリルなどがあります。ベリルのなかでも海の様な青色が特徴の宝石がアクアマリンと称されます。また、アクアマリンの色は「海水青色(かいすいせいしょく)」と呼ばれています。波打ち際のような淡い青色や日暮れの海のような灰色がかった青色など、海の色が様々あるように、アクアマリンの青色にもバリエーションがあります。海に関連する宝石として、水夫のお守りともいわれています。



②アメシスト
(細石のビーズ 30mlの小瓶入り)
アメシストは、紫色の水晶です。ギリシャ神話にあるバッカスの悔悟のエピソードに因み、身に付けるとお酒に酔いにくくなるという言い伝えがあります。
アメシストには天然の特徴となる色帯(帯状の色の層)、二相インクルージョン(気体を有す液体の内包物)、鉱物インクルージョン(針状、板状、鱗片状のなど鉱物の内包物)などが見られることがあります。これらはアメシストの成長環境を知る一助になります。



③こはく
(タンブル)
こはくは太古の樹脂が化石になった宝石です。
こはくには、気泡や植物、虫などが取り込まれていることがあります。こはくに取り込まれたものを調べることで、古の地球がどのような環境であったかを知ることができます。「恐竜に羽はあったのか」という謎は、こはくから恐竜の羽毛が発見されたことで解明されました。



④ローズクォーツ
(豚のカービング)
ローズクォーツのローズは薔薇、クォーツは水晶を意味しています。和名
は紅水晶です。ローズクォーツはその名前のとおり紅色の薔薇を彷彿とさせる淡いピンク色が特徴の水晶です。
このローズクォーツは豚さんの彫刻が施されています。豚は多産であることから「子孫繁栄」や「家庭円満」の象徴ともされています。



➄スリランカ産ムーンストーン
(直径約4mm 約0.3ct ラウンド カボッションカット)
ムーンストーンは、夜空の月ように白っぽい光がボワーっと浮き上がるように見えるのが特徴です。この光彩効果は「シラー」と呼ばれています。このムーンストーンには青白いシラーが現れています。ムーンストーンは微細な積層構造をしているため、入ってきた光が散乱し、このような光の現象が生じます。通常、ムーンストーンはシラーを活かすためにカボッション・カットが施され、光は妖艶に演出されます。



⑥ローズクォーツ
(約7mmx8mm 約2.2ct オーバル カボッションカット)
ローズクォーツのローズは薔薇、クォーツは水晶を意味しています。和名
は紅水晶です。ローズクォーツはその名前のとおり紅色の薔薇を彷彿とさせる淡いピンク色が特徴の水晶です。
有名なローズクォーツの産地としてスリランカの Jathika Namal Uyana があげられます。そこには大きなローズクォーツの岩体があり、訪れると「恋が叶う」といわれています。


 

⑦スペサルティンガーネット
(直径約3mm 約0.1ct  ラウンド ファセットカット)
スペサルティンガーネットは、マンガンという元素を組成に有しています。このマンガンは結晶の色に関与するため、スペサルティンガーネットは褐色やオレンジ色をしています。また、鉄が含まれることで、赤色味が足されます。このスペサルティンガーネットは、ナミビアにあるカスリ鉱山で産出され、タイのバンコクにてファセット・カットされたものです。



⑧インペリアル・トパーズ
(直径約3mm 約0.1ct ラウンド ファセットカット)
トパーズには無色、淡青色、黄色、淡褐色、褐ピンク色、ピンク色などがあります。なかでも褐色系のインペリアル・トパーズは、シェリー酒の色と例えられています。
淡褐色や褐ピンク色のトパーズは、無色、淡青色、黄色のトパーズに比べて、産出量も流通量も少ないため、希少性が高く、また宝石としての美しさを讃えて、インペリアル・トパーズと称されています。
このインペリアル・トパーズはブラジルのオーロプレト近郊で産出され、同国で研磨されました。



⑨モルガナイト
(直径約3.5mm 約0.1ct ラウンド ファセットカット)
モルガナイトとは宝石名で、鉱物としてはベリルに属します。ベリルには無色のゴシェナイト、淡青色のアクアマリン、赤色のレッド・ベリルなどがあります。ベリルのなかでもピンク色が特徴の宝石がモルガナイトと称されます。モルガナイトがピンク色をしているのは、結晶の構造中に色の原因となるマンガンという元素が不純物として存在しているからです。
このピンク色のベリルは、財閥のジョン・ピアポント・モルガンが多くの知人にプレゼントしたことで、モルガンの石だ、モルガンの石だと言い伝わりました。そしてまた、モルガンの宝石学への貢献が讃えられ、宝石学の父と呼ばれるクンツ博士により、モルガナイトと名付けらました。そのこともありモルガナイトは、富や学問を象徴する宝石ともいわれています。