結果発表
「日本城郭検定」初のフォトコンテスト「お城フォトコン2022」では、約1,700点のご応募の中から、審査の結果「天守」「櫓」「門」「石垣」「わたしだけの見どころ」の各テーマ毎に、大賞1点・優秀賞5点、合計30点の作品を選出しました。
多くのご応募、ありがとうございました。見事入賞を果たされた作品をここに発表します。
天守
櫓
門
石垣
わたしだけの見どころ
審査員講評

作品からは、お城めぐりをするなかで偶然にも素晴らしい景色にめぐりあった感動や、お城のある景色をできる限り美しく残したいという執念が伝わってきました。
よくいわれるように、写真とは瞬間を切り取ったものですが、運よくその瞬間に巡り合えた場合もあれば、その瞬間を待ち続けた場合もあったことと思います。
ふだんから、お城の写真を撮り続けていたからこそ、運命的な瞬間にを写真として切り取ることができたのではないでしょうか。いずれも甲乙つけがたい作品ばかりでしたが、写真としての完成度はもちろん、撮影されたときの状況などを勝手に想像しながら、審査をさせていただきました。
今後も、素晴らしい作品を残していただけると嬉しいです。
小和田泰経歴史研究家、歴史作家

写真を撮影するにあたって、「何を見せたいのか?」ということはとても大切で、私が最も意識していることです。それらをふまえて審査の感想を述べたいと思います。
建築物として魅力的にみせるアプローチができているかどうかが、「天守」「櫓」選定のポイントでした。「石垣」は壁としてみせるか、あるいはベースとしてみせるのか。
また、フォトコンとして大切なコミカルさも審査の対象としました。「門」の撮影は特に技量が必要です。訪問者を出迎える玄関としての装飾や、敵に対しての防御機能をしっかり写したいところです。
「わたしだけの見どころ」を伝えるためには、"見る人に伝えること" を意識して自身の城愛や拘りが表現できれば良いと感じました。
畠中和久城郭写真家

皆さんとても表情のある作品だと感じました。写真1枚活き活きとしていて、お城がお好きなんだろうなと伝わってきました。
評価については私自身がお城を撮る際に気にしているのがタイムトリップ感がある画角かどうかという点なので、推薦させていただいた作品についてもお城を通してストーリーや時代感が感じられるような作品を選ばせていただきました。
Kaoriお城インスタグラマー
